転職と採用の専門家naotoの部屋

企業での人事採用経験と人材紹介会社での経験談を綴ります

「転職方法」のアレコレ ~その③ 社員紹介・ホームページ編~

こんにちは、naotoです。

 

今回は、転職方法の中で、

社員紹介(知人縁故)・ホームページ編 

として綴ります。一番わかりやすそうですよね。

・知人や友人から「自分の会社を受けてみない?」と言われたり、逆に「私を雇ってくれない?」というケース

・自分が入りたい会社のホームページから、採用求人に直接応募するケース

があります。

 

introduction

採用企業側からすると、これが最も採用コストがかからない採用手法です。経営層や人事採用部門は、様々な面でコストを削減したいと考えていますので、この方法で良い人材が採用ができるのが望ましいわけです。

それを踏まえて、それぞれのメリット・デメリットなどを伝えていきます。

 

社員紹介での転職

メリット

a、転職先の現場の実情を把握しやすい

採用選考過程では、人事採用担当者、部長クラス、社長、といった人たちには会えますが、なかなか現場レベルの直属の上長や同僚と接する機会がありません。採用選考過程で、良い人たちだな、良い雰囲気だな、良い条件だな、と思っても、実際に転職して配属される場所で感じることは異なるでしょう。頭ではわかっていてもそのギャップは誰もが感じることですので、そういう意味で、自分の知人・友人が先に働いているというのは心強いでしょう。

b、合格率が上がる

本来、どの応募ルートでも選考基準は同じはずなのですが、やはり面接官としては、素性がわかっているだけに安心して採用できる、という心理心情が働きやすいです。

企業の中には、社員紹介での応募いうことを伏せて選考するところもありますが、それでも社員の方がわざわざ声をかけてくれた方なので、比較的合格基準をクリアしやすい傾向にあります。

 

c、インセンティブをもらえることがある

これはあくまでおまけですが、紹介した社員と紹介された人にもインセンティブ(ボーナス)が出ることがあります。入社後に受け取れる場合が多いですが、中には面接に進んだらもらえる羽振りの良い企業もあります。金額的には、1~数万が相場ですが、中には数十万という会社もあります。受け取れる条件、というのも細かく設定されていますので、気になる方は紹介者にこそっと聞いてみると良いでしょう。ただ、これを目的に転職先を決める方はほとんどいないでしょう。

ちなみに、転職エージェントも時々キャンペーンをやっていて、転職エージェントへの登録を知人・友人に紹介した場合に、商品券やQuoカードがもらえたりします。相場は数千円~1万円分、くらいですね。過去に、特定の有資格者を紹介してくれたら3万円分の商品券を差し上げます、という破格な転職エージェントもあったくらいです。

 

デメリット

a、該当ポジションの募集をしていない

採用企業に属する従業員の方が、いま自社が採用しているポジションの詳細を知っている、ということはあまりないでしょう。そうすると、空いていないポジションを社員に紹介されたので応募しました、いうことが起こります。こういうことが起きるので、期待し過ぎるのは禁物です。

 

b、連絡が来ない遅い

採用企業側の社員紹介者の選考連絡システム・プロセスが整っている場合はそんなことは無いですが、紹介してもらった社員が上司に伝えておくよ、というケースでは、その上司が次に誰に連絡をしているか、まで追えなくなってしまい、結局どこでどうなっているかわからない、という話を時々聞きます。aの状況なら尚更連絡が来ない、ということがしばしばあります。

 

c、転職先を選ぶのは困難

入社したい会社があるときに、この方法で転職するのは困難でしょう。元々、そこに勤めている友人がいれば良いですが、そうで無ければ、わざわざそのために友人・知人を作るという工程が発生します。

極稀ですが、私の友人が代表を務めているベンチャー企業では、新たに人を採用するときに、ホームページにも載せず、広告も出さず、もちろん転職エージェントも使わず、社員・知人紹介でのみ採用する、という手法を取られています。将来有望で待遇や雰囲気もとても良い企業なので、普通だったら募集が殺到する求人です。私にも声をかけていただき紹介したのですが、こういう採用手法を取っている企業に転職したい、という執念があれば、SNSなどで個人的に繋がって、交友関係をを作ってもいいかもしれません。

 

ホームページから直接応募

これは一番シンプルですが、注意点をいくつか書いておきます。

1、目当ての企業の採用ホームページに辿り着けない

採用ホームページが無い、検索しても直接のホームページでは無く求人広告などに辿り着いてしまう。こんなケースもありますが、検索スキルを高めましょう。

2、応募した企業からの返信が無い

採用ポジションが無かったり、メール等が埋もれてしまったりなどの原因で返信が無いことがしばしばあります。また、全般に言えることですが、応募受付担当者と書類選考者が異なる場合に、どこかで情報伝達が止まってしまうケースも見られます。企業に直接「返事まだですか?」とプッシュし辛いですしね。

 

この辺りに注意すれば、メリット・デメリットは比較的小さいでしょう。

お目当ての企業がはっきりしているけれど、他の転職方法で求人が見つからなければ、企業のホームページから直接応募(もしくは求人検索から、ホームページ応募へアクセル)という手段はありだと思います。

 

まとめ

3部作で転職方法のアレコレを綴ってきました。ここに記載した以外でも、新たな手法は開発されていることでしょう。しかし、応募企業が決まれば、どのルートを通ってもゴールは同じです。それはすなわち、書類選考合格、面接合格、そして内定をつかみ取って、転職が成功することに他なりません。

ただし、一度不合格となった企業は、イレギュラーなケースを除いては、他ルートからの応募で結果が覆るということはほとんどありません、そんな時はスパッと諦めることも大切です。

ぜひ、転職方法について理解を深め、スムーズな転職活動を送ってください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

転職と採用の専門家

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「転職方法」のアレコレ ~その② 転職エージェント編~

こんにちは、naotoです。

 

転職エージェントって怪しい!!

そんな印象を持っては無いですか?実はその仕組みさえ理解すれば全く怪しくありません。

今回は、「転職エージェント」のブラックボックスを解き明かしていきます。

 

introduction

私自身が、転職エージェントを使って転職成功し、転職エージェントとして表彰されるほどの成果を上げ、転職エージェントを使って採用成功・自社の成長に寄与してきた、という経験があるので、得意分野です。

転職エージェントといっても、様々な特徴や仕組みの違いがありますので、よく理解して自分に合ったものを選べるようにしましょう。

 

転職エージェントって何?

転職エージェントは、転職活動から終了まであらゆる面でサポートしてくれる転職の専門家です。キャリア面談・相談から始まり、転職理由・希望に沿った求人を紹介してもらえて、履歴書・職務経歴書の作成に関するアドバイスもしてくれて、企業に代理で応募してくれて、面接日程の調整も面接対策もしてくれて、企業には直接言い辛い要望も代わりに交渉してくれる、とっても便利なものです。しかも、多くは無料!です。ここまで至れり尽くせり、というケースは稀ですけど。

ここでは、転職エージェントを抱える企業を人材紹介会社、と定義しましょう。

しかし、皆が皆、同じように利用できるわけではありません。皆さんが信頼できる転職エージェントを選びたいように、転職エージェントも転職が成功しそうな方を選ぶ権利があります。これは慈善事業では無く営利事業だからかもしれません。

ですので、転職エージェントがサポートしてくれない、サポートが充実していない、ということがありますので、ご注意ください。それでもまあ、無料だから、と割り切りましょう。

 

転職エージェントを使うメリット・デメリット

メリットについては、サービスそのものがメリットなのですが、さらなるメリットもありますので、デメリットと共に知っておきましょう。

1、メリット

a、インターネット上に載っていない詳細な情報が入手できる

応募企業の経営層に近い方とコネクションをもっている転職エージェントも多くいますので、その情報は有用でしょう。また、過去の転職者の事例も多く持っていることから、実際に自分に近い事例などに触れることもできます。

ただし、情報の信憑性の見極めという観点から注意が必要です。

 

b、合格率が上がる

転職エージェントによっては、応募企業の書類選考や面接官のクセを把握しており、的確なアドバイスによって合格しやすいというケースがあります。

c、合否結果、進捗状況が確認できる

書類選考や面接の合否結果は、意外ともらえなかったり、遅かったり、ということがありますが、転職エージェントを利用すると、これが把握しやすくなります。

 

d、求人サイトなどでオープンにされていない求人に出会える

採用企業側は、あまりオープンにしたくない採用ポジション、というのがあります。自社ホームページに載せず、求人サイトにも掲載せず、転職エージェントのみに依頼する求人、というものです。

これは、転職エージェントを利用しない限り出会えない求人です。

 

2、デメリット

a、意図しない方へ誘導される

良い情報も悪い情報も含め、転職エージェントの思惑に誘導される、ということが往々にしてあります。あくまで自分自身が主体者であることを忘れずに臨みましょう。

b、求人は限定的

採用企業側からすると、転職エージェントを活用する場合が最もコストがかかるため、転職エージェントを活用せずに採用する企業も多くあります。そうすると転職エージェントが扱えない求人、というのも多くあります。

 

転職エージェントの種類

ここでは転職エージェントの種類について紹介していきます。

1、片面型

求職者を担当する者と、採用企業側を担当する者が分かれている転職エージェントのこと。

ちなみに、求職者を担当するエージェントのことを、キャリアコンサルタントキャリアアドバイザーと表現したりします。

採用企業側を担当するエージェントのことを、リクルーティングアドバイザーと表現しすることがあります。

片面型は、親身になって話を聞いてくれる、客観的なアドバイスがもらえる、紹介してくれる求人が多い、一つ一つの求人の企業情報の詳細については薄め、企業側の担当者を間に挟むため情報伝達スピードが遅くなりがちで、情報の確度・精度も薄れやすくなる、採用企業側への要求や交渉が通りにくい、といった特徴があります。

 

2、両面型

求職者を担当する者(求人を紹介してくれる者)と、採用企業側を担当する者が同じ転職エージェントのこと。

 

両面型は、採用企業の情報に詳しく専門性が比較的高い。企業側とのコネクションが強いため、情報伝達がスピーディーで、要求や交渉がしやすい。採用企業側の側面が強いので、誘導されたり、強引なコミュニケーションが発生しやすく、本気で親身に寄り添ってく相談に乗ってくれたり、客観的なアドバイスをくれることは比較的少なめ。といった特徴があります。

 

3、片面・両面ミックス型

求職者の担当、採用企業側の担当、というのが明確にわかれていない転職エージェントのこと。特徴としては片面型・両面型の良いとこ取りのイメージ。求職者側には大きなデメリットは無いですが、採用企業側からするとコミット感が薄く物足りないと感じることはあります。まあこれは気にする必要は無いですね。

 

4、ヘッドハンティング

採用企業の求人ありきで、求職者にコンタクトを取ってくる転職エージェントの事。両面型の応用型。

特徴としては、求人ありきなので、その求人にのみ応募可能。自分から求人を選ぶということはあまりできない。コンフィデンシャル求人が多い。かなり深い情報を持っている。

人材紹介会社丸ごと(個人で人材紹介業を営んでいるケースも含め)ヘッドハンティング型というのもありますが、大手人材紹介会社にはヘッドハンティング型の転職エージェントが在籍する部署、というのもあります。

自分で転職エージェントに登録する方法以外でもアプローチしてくることもあります。LinkedInなどのSNSもこれに該当しますね。

私の経験ですが、1社目に在籍していた頃、会社の電話に電話がかかってきて「○○株式会社が営業職を募集しているのですが、あなたの経歴はぴったりです、転職しませんか?」であったり、車での営業中の駐車場で名刺を急に渡されて「転職に興味ないですか?」と待ち伏せをされていたようなこともありました。

 

ヘッドハンティングヘッドハンティング型エージェントとスカウトの違い

ヘッドハンティングヘッドハンティング型エージェント、ヘッドハンティングとスカウトを混同する方が時々いらっしゃいますので、ここで触れておきます。

 

ヘッドハンティングとは、他の会社などから優秀な人材を引き抜くこと、です。

転職意思が先にあって、ヘッドハンティング型のエージェントに登録する、また前回の記事で触れた形でスカウトを受け取る、というケースは厳密にいうヘッドハンティングには当てはまりません。

また、後の記事で触れますが、社員紹介からの応募ルートとして、そこの社員(友人・知人)に「うちの会社に来ないか?」と誘われことを、ヘッドハンティングと捉えられる方がいますが、これも厳密には違います。

ヘッドハンティングとは、採用決定権者が他の会社などから優秀な人材を引き抜くこと、です。なので、形式的な面接はあっても「不合格」になることはまずあり得ません。時々、ヘッドハンティング型エージェントに「○○会社の○○さんをヘッドハンティングして」と依頼することはあります。

 

ちなみに、私事で恐縮ですが、2回目の転職はヘッドハンティングでした。

当時のクライアント先の人事部長から「私と一緒に採用業務を担ってくれないか?」という感じです。

1回目の転職の時から、この先やりたい仕事、将来性のあるポジションとして目を付けていましたので、最初の自己紹介の記事で綴りましたが、2段階転職が実現した瞬間です。

 

まとめ

転職エージェントを利用するとき、人材紹介会社に登録するときは、どの人材紹介会社が良いか?よりも、その転職エージェント・コンサルタントが信頼できる人材か?という方が大事です。信頼を測る方法は難しいですが、自分の意見に真剣に耳を傾けてくれているか、ということは1つの指標になるでしょう。といっても、大きな人材紹介会社ほど多くの求人を取り扱っている傾向にあることは間違いありません。

また、自分の希望軸の定まり具合や、市場価値によって、転職エージェントが興味を持ってくれる度合も異なります。

頻繁に来る連絡が煩わしかったり、自分の希望以外の求人を紹介されたり、ちょっと強引だったり、偉そうだったり、ということもあります。ただ、転職エージェントの性質上、採用する企業からすると最も安心してスピーディーに採用ができますし、求人の確度が最も高く最新情報を入手できるため、転職成功のための方法としては、やはり一番おススメです!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

転職と採用の専門家

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「転職方法」のアレコレ ~その① 求人広告編~

こんにちは、naotoです。

 

どんな方法で転職活動すればいいの?

今の日本にはとても多くの転職方法が存在します。

今日は、それをわかりやすく整理し、企業側の観点も取り入れながら、綴りたいと思います。

 

Introduction

私も最初の転職の時には右も左もわからず、とりあえず当時知っていた単語「リクナビ」を検索し、よくわからないまま、あれよあれよと複数の転職エージェントからの声かけがあり、よく知らない企業も含めて何社か応募し、返事さえないところもあり、そんな中で全うな転職エージェントと出会い、身を委ねながらフワフワした気持ちで転職活動をしていたように思います。最終的には自分で転職先を決断したつもりですが、今振り返ると、色んな人たちの思惑が絡んでいたんだなあ、ということがわかります。

転職活動で失敗しないために、地に足をつけた転職活動ができるよう、どんな方法があるかをお教えします。それを理解することが、転職活動の最短最善ルートとなり。時間の無駄を省くことができ、後悔を防ぐことができます。

 

代表的な4つの転職方法

・求人サイト、求人広告

・人材紹介会社、転職エージェント

・企業の採用ホームページに直接

・社員紹介、知人縁故

 

他に、ハローワークや人材派遣会社への登録という選択肢もありますが、ここでは横に置いておきます。

 

調べればわかりますが、他のサイトや記事では、もう少し多くの転職方法の種類があると書かれています。ですが、採用したい企業側からすると、流入経路からこの4つに集約することができますので、その仕組みとメリットデメリットを記載していきます。

 

今回は、求人サイト、求人広告について特集します。

 

求人サイト・求人広告

まず、これが一番ブラックボックスです。本当に複雑な仕組みになっていますので、整理していきます。

1、人材系の会社が運営しているような、採用したい企業が求人広告をとして掲載する求人サイト

代表的なものは、リクナビNEXT(株式会社リクルートキャリアが運営)、doda(パーソルキャリア株式会社が運営)、エン転職(エンジャパン株式会社が運営)、マイナビ転職(株式会社マイナビが運営)などです。

ここに掲載されている求人広告からの応募であれば、原則要件を満たす必要がありますが、企業に対して直接応募が届き、書類選考をしてもらえます。

 

しかし、ここでは大きな混乱と誤解が発生することがあるので、注意が必要です。

求人サイト(例えば、リクナビNEXT)に登録をするとき、自分の個人情報を入力していくことになるわけですが、そこでスカウトを受けるかどうか?人材紹介会社サービスも並行して申し込むかどうか?ということを尋ねられるケースがあります。

ここで混乱に巻き込まれることがありますので要注意です。

 

a、スカウトを受ける、とは?

・求人広告を掲載している企業が、あなたの経歴を見て、「ぜひ応募してほしい」と声をかけるケース 

→ 書類選考通過がほぼ約束されています。興味があればどんどん応募してください。

 

・転職エージェントが、自社のエージェントサービスを利用して欲しい、と声をかけるケース

→ 転職エージェントとの付き合いが始まり、その転職エージェントから求人を紹介されることになります。

※日本国内には、転職エージェント(有料職業紹介事業)は大小合わせれば無数のようにあります。

 

b、人材紹介サービスを並行して利用する、とは?

人材系の会社は、転職求人サイトを運営しているのと同時に、人材紹介事業(転職エージェント)も運営しているケースが多くあります。

例えば、株式会社リクルートキャリアはリクナビNEXT(転職求人サイト)とリクルートエージェント(人材紹介・転職エージェントサービス)を提供しています。

リクナビNEXTを利用し、リクルートエージェントも利用する、ということです。

 

2、ダイレクトリクルーティングサービス

代表的なものとして、ビズリーチ(株式会社ビズリーチが運営)、キャリトレ(株式会社ビズリーチが運営)、doda Recruiters(パーソルキャリア株式会社が運営)など、があります。

ここに登録をすると、個人情報を見た企業が直接スカウトをする、という仕組みです。求人サイトがオープンだとすると、ダイレクトリクルーティングはクローズというイメージですね。

求人サイト同様に求人広告を掲載している企業への直接応募もできるケースがありますが、ここで言うスカウトであれば企業が直接スカウトメールを打っているので、かなり紛れは少なく、スムーズに採用面接に進むことができます。

弱点しては、企業の希望>自分の希望、という企業側が選ぶという構図なので、希望にマッチしにくいという点、少数の応募者にスカウトが集中し、スカウトが来ない方には一向に来ない、という傾向が見られたりします。

 

3、1のような集約型の転職サイト以外の、企業が掲載しているWeb求人広告(FacebookなどSNS含む)、紙媒体の求人広告、看板の求人広告、など

採用したい企業は、採用戦略の基に、至るところに求人広告を掲載し、露出を増やし、応募喚起を促します。広告に従って応募をすれば企業の採用担当者に届くわけですが、ここでも下記の注意が必要です。

転職エージェントや求人サイトへの登録を促す広告ではないか?

世の中の広告には、転職エージェント(人材紹介会社)への登録を促す広告が多くあり、よく調べればわかるものの、少しややこしい表現のものもあります。

転職エージェントについては次回の記事で綴りますが、その活用は有効です。ただ、企業へ応募が直接届くわけでは無いことを理解しましょう。

 

4、その他(1~3の組み合わせ)

Indeed、LinkedIn、Wantedly、ミイダスなどなど、実に様々な転職方法があるように見えますが、基本的には1~3+転職エージェン・企業の採用ホームページへのリンクなどの組み合わせ、と考えればわかりやすいでしょう。Indeedまとめサイト検索エンジン)として席巻していますね。

 

まとめ

求人サイト、求人広告について整理してきました。転職活動を始める際にはココから始められる方が多いのが事実です。

私が最初の転職でそうだったのですが、転職活動をしているつもりでも、いつまで経っても面接に進むことができない、という日々だったのは、企業からのスカウトだと思ったら転職エージェントからのスカウトだった、ということが今だからわかるわけです。

また、病院やクリニックの採用・転職も同様かつもう少しシンプルですので、今回は企業という単語を使いました。官公庁・公務員・アルバイトなどの採用・転職ももう少しわかりやすいですね。

皆にとってベストな方法はありませんので、仕組みを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

転職と採用の専門家

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「転職における希望軸」の考え方

こんにちは、naotoです。

 

転職はしたいけど希望する会社・職が特にない・・・

今日はそんな方に対して、転職理由は明確だ、心構えもできた、でも希望する会社や職はまだ具体的にイメージできない、そんな方に対してどのような考え方で希望を探っていけばいいかを綴っていきたいと思います。

 

introduction

世の中には非常に多くの企業が中途採用を実施しており、転職方法や転職ルートは多岐に渡ります。

転職活動は、ある人によっては一本道、ある人によっては巨大な迷路です。すでに希望軸がはっきりしていて、入りたい企業が1つに決まっている方は、応募ルートだけを間違えなければ大丈夫です。

しかし、転職の意思はあるものの、希望軸、次に入りたい会社や職場が全く定まっていない方、実に多くの方がその状態ですので、もしそうであっても安心してください、最終的に1つに決めれば良いわけです。まだ時間の余裕は十分あります。

しかし、巨大な迷路の入口を見つけて、その入口から迷路に入り込む必要があります。出口が全くわからない闇に突入するのはすごく不安です。少しでも希望の光すなわち出口をイメージして、スタートする方が良いですよね!

 

希望軸の決め方

転職はしたいけど、他にやりたい事、入りたい会社は特に思いつかない。インターネットで求人や会社を調べれば調べるほど莫大な情報が押し寄せ、悩みが増すだけ、こんなことは良くあります。

そんな時は、まず「転職理由」に立ち返ることが大切です。なんで今の会社辞めたいんだっけ?何が不満・不安なんだっけ?ということです。

希望を言い出すと、本来の転職理由を見失ってしまい、あれも叶えたい、これを叶えたい、と欲が出てきます。転職で叶うのは1つ、このように思うことが現実的に転職を成功させる秘訣です。給料を上げたいならそれのみに集中、将来が不安なら将来性のある業界に集中、残業が多いなら残業が少ない会社のみに集中、という具合に絞りこみます。

また、転職が実現しても、前の会社より満足しているか、というがわかるのは1年2年先のことです。特に、社内の人間関係がどうかというのは、残念ながら転職時には絶対にわからないことです。

 

トレードオフ

何か達成するには別の何かを犠牲にしなければならない関係のことです。

転職にはこのトレードオフが付き物です。叶えたいコト(転職先)が大きければ大きいほど、失うコト(現職)も大きい、ということを理解しましょう。一概に全てがそういうわけでは無く、ノーリスクローリターン、ローリスクハイリターンもあり得ます。

私が1社目から2社目に転職した時の実際の話をします。

当時30歳くらいでしたか、営業職でチームリーダーを務め、課長昇進という話も聞こえてくる有望株でした。しかし、そこで会社の上層部のしがらみや派閥が見えてきた時に、この会社での自身の成長速度は望めない、影響力を発揮するには最低でもあと15年かかる、と感じたのが転職のきっかけでした。

スピード感のある成長実感、影響力の発揮という軸で転職活動を実施し、それは実現できたのですが、失ったとても大きなものが2つあります。それが、お金(年収)と余裕です。1つ目のお金ですが、わかりやすく初年度年収が200万円下がりました。2つ目の余裕ですが、1社目は体力的にも精神的にもいい意味でラクだったんだなと、転職して3か月くらいは、体力面精神面で大きな負担があったように思います。

ただ、これは元々覚悟して想像していたことなので全く問題なかったんですけどね!

 

転職の想像力

私の事例でも書きましたが、得られるものと失うものを想像すること、これが転職を失敗させないコツです。またその失うであろうものは自分の努力頑張り次第で取り戻せるか、を想像することが、転職成功の秘訣です。

以前の記事で、「転職がゴールであって転職活動はゴールでは無い」、ということを書きましたが、これには続きがあり、「転職は本当のゴールでは無く、転職先で活躍すること転職して良かったと思えることが本当のゴール」です。

キャリアにゴールは無いので、まだまだ続くことは想像できますね。

 

仕事は手段か趣味か

趣味を仕事にするのは良い?新卒でも転職でも、これはちょっと考える必要があります。

実際よく聞くのが、趣味を仕事にしたら好きだったことが嫌いになった。例えば、車が好きだから、自動車ディーラーの営業職についたら、車が嫌いになった、というような例です。車をいじるのがが好きだから自動車整備士なった、資格が必要ですがこれはアリな気がしますね。人それぞれの覚悟感の問題かもしれないですが、その事を良く理解する必要があります。

仕事は、手段であることが多いでしょう。生活する、欲しい物を買う、美味しいものを食べる、それらを叶える収入を得るため、もしくはスキルや知恵知識を身につけるため、承認欲求を満たすため、人とのつながりを感じるため、などです。

私の場合は、仕事が趣味になったという感覚があります。趣味を仕事にしたわけでは無く、仕事をしている内にその内容が趣味という一面を帯びているという、という感覚です。こうなることが理想だと私は信じています。

あなたにとって、仕事は手段ですか趣味ですか?と自分に問いかけるのも、希望軸を考える上で有効です。

 

まとめ

ベストな転職というのは実はありません。ガチガチに情報収集してベストを決めても結果そうなる保証はありません。転職して数年後に初めて自分にとってベストに近いかどうかがわかる程度です。転職によって叶えるのは1つ(あれもこれもと2つ3つ叶うようなケースもありますが)、失うものより得られるものの方が大きい、これくらいのベターな転職を目指す方が、結果的に上手く行く、ということは私の経験上明らかです。

希望軸が定まっていないなら、それくらいの柔らかい感覚で希望を少しづつ定めていくのも良いですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

転職と採用の専門家

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転職活動前の心構え

こんにちは、naotoです。

 

今日は、転職活動を始める上での心構えについて綴ります。

まず何から行動すればいい?よりも、もう一段階前のフェーズです。この心構えをするのとしないのでは、転職が成功するかどうかを左右してしまうことさえあるのです。

 

introduce

 人それぞれ温度感は違うものの転職活動をしてみようと考えた時に、まず何から手をつけますか?

何を使って転職をするかという手法については良く目にしますが、その情報にたどり着くもう一段階前について触れられることはあまりないように思います。

ココでは、自分自身の転職理由を認知したあと、転職準備をする前に何を心構えるべきか、というのをお伝えします。

転職の成否さえ分かつことがありますので、重要なポイントです。

 

温度感

今どれくらい本気で転職したいか?というのを「転職の温度感」と業界内では表現することがあります。

どんな状態か段階的に表すと、

レベル4:何が何でも絶対転職したい(今の職場を辞めたい理由がある、など)

レベル3:ほぼ転職することを決意している(今の職場に不満があって強く改善したい、など)

レベル2:より良い会社や職場・条件であれば転職するかもしれない(今の職場に不満は小さいが満足してはいない、本当にやりたいことが別の会社にしかない、など)

レベル1:転職するかわからないが興味はある(なんとなく周りも転職しているし、今すぐは考えていないが少し先には考えるかもしれない、など)

 

これらの状態によって、どのようなルートで転職活動を進めていけば効率的効果的かが異なるので、まずは認識することが大切です。

どのような転職ルートが効果的かについては、とても重要であ長くなるのでまた後日綴ります。

 

転職と転職活動は違う

そりゃそうでしょ!と言われそうですが、明確に言葉の意味や行動を分けて理解することで、自分の状態を理解し、迷子にならないことがとても重要です。

もう少しわかりやすく言うと、

・良い転職がゴールであって、決して良い転職活動がゴールでは無いこと

・リターンは転職して初めて得られるものであって、転職活動そのものはノーコストノーリターンであること。(転職活動で得られる気付きや出会いや成長もあるので厳密にはノーリターンでは無いし、多くの時間と少々の費用が掛かるケースもあるので厳密にはノーコストでは無いが)

・転職は転職活動の終着点(内定日、入社日という1つの時点で不可逆的)、転職活動は線(期間があり可逆的)なので、転職活動中に引き返すことも、考えを変えることもできる。

これを常に意識できていると、転職活動中に色んな人から何か言われても、迷走せずに済むというものです。

 

いつ誰に話すべきか

転職しようと思っている、ということを誰かに話すか、それに悩む方もいるのではないでしょうか?

両親、パートナー、同僚、友人などが考えられるでしょうか。

まずパートナーがいる方、これは転職活動を始める段階がおすすめです。遅くとも最終面接前にはパートナーの合意は取っておきましょう。例えば、内定後に初めてパートナーに転職することを話したら、離婚になりそうなくらい強い反対に合ったので内定辞退します、というケースが稀にあります。採用企業からすると、それならもっと早い段階でわかったよね、とお互いにとって無駄を省くことができますね。

両親にはどうか、これは両親との関係性によるかもしれませんが、独身の方で学業から卒業して間もない方は話しておいた方がいいかもしれません。極稀ですが、先ほどと同様、両親の強い反対に合い転職するのを辞めます、というケースもあります。

同僚、友人には、話す必要はないと私は思っています。

さて、ここまで「相談」という言葉を私は使っておらず、あえて「話す」、という表現にしています。これには理由があります。

 

報告と相談と助言

さて、転職しようと思うことを誰かに話す場合、大きく分けて3つの話し方があります。この違いを認識することはとても重要ですし、さらに追求するとビジネスでイニシアチブを取るのにも役立ちます。

・報告する(自分→相手)

・相談する(自分⇔相手)

・助言を聞く(自分←相手)

 

「報告する」

意志があり他人の意見はそこそこで聞き流せる、というなら誰に報告しても問題ありません。

「相談する」

ほとんど決まっていて背中を押して欲しい、くらいであれば親しい友人に相談するのは良いかもしれません。パートナーがいる方なら、生活に関わることなのでぜひ相談してください。

相談すると、得てしてアドバイス・助言をしてくれる人は多いでしょう。逆に相談されるとやはりアドバイスすることでしょう。このアドバイス・助言というのが実は厄介な代物なのです。

「助言を聞く」

友人や同僚やパートナーに相談もしくは報告のつもりが、いつの間にか助言されている、そもそも最初から助言を求める、ということが頻発します。これは本当に注意する必要があります。

なぜか?

その助言・アドバイスは、どの程度自分の意見を反映した上で専門的な観点から客観的であるか?

例えば、Aさん「転職しようか迷ってるんだけど、どう思う?」、Bさん「えー、やめきなよ、Aさんは就活あれだけ頑張って、せっかく有名な会社に入れたのにもったいない」みたいなやり取りです。そんな単純に会話が終わることは無いでしょうけど。

過去に転職経験がある方であれば、自身の体験談を基に少しは役立つかもしれません。もし一度も転職したことが無い方の助言となると、主観や思い込みの域を出ることは無いでしょう。過去に転職経験がある方でも、転職にまつわる経験や知識という点では素人です。

 

ただし、転職活動が進みはじめ、面接に臨む上での自己分析のための強み弱み性格の把握では、ぜひ友人の主観的な意見を取り入れてください。これは面接での面接官とのコミュニケーションにおいて、とても有意義なものになります。

 

心構えの再認識

助言は求めるのは注意が必要と言いましたが、それでも助言は求めたくなるし、意志は固まっているのに相談しているうちに気持ちが変わってきた、ということはあります。ただ、これはまだ転職活動さえしていない状態の話です。転職活動の最中であればいつでも止めることができます。また、転職活動・選考の各フェーズにおいて何を誰に相談するかというのはまた別の話です。そのフェーズでは人材紹介会社のキャリアコンサルタント、という選択肢が出てきますが、これはとてもとても長くなるので、また別で記事に綴ります。

 

まとめ

転職活動を始めること自体は、原則として自分で決めます。転職を決めるのはまだまだ先です。自分自身に転職理由が見つかっているなら、迷わず転職活動すなわち行動に移しましょう。その心構えが良い結果に導く確率を高めるでしょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

転職と採用の専門家

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「転職理由」を知る

こんにちは、naotoです。

 

「転職理由」を科学する、と言えば言い過ぎですが、転職を成功させるにはまずは自分の「転職理由」を知ることがとても大切です。

 

転職を考える瞬間から始まり、どう考えるか、そして面接官がそれをどう捉えて評価しているか、について綴ります。

 

Introduction

転職したい(もしくはもっと初期の火種の段階で)と思っても、むやみに家族や親しい友人に相談できる代物でないのが転職です。

転職を考え始めた自分は他人とは違う?そんな不安もあるかもしれません。

これまでに数千人の転職希望者と話をしてきましたが、実に多岐に渡る理由・きっかけによって転職を考え始めることがわかります。他人には理解してもらえなさそうな理由ももちろんあります。

私も始めの頃はそう感じていました。えっ、そんな理由で転職したいの?甘くない?と。しかし、私自身が経験を積むことと多様性を理解・受容しようと意識することで、それが個性であり価値観の多様性であることが、今ではすんなり腹落ちするようになりました。

もし、こんな理由で転職を考えるのは他人と違うこと?と不安に思い、時に恥ずかしいと思っても、全くそんなことはありません。自分の価値観に自信を持ってください!

 

転職の第一歩は

今の職場、今の仕事に満足していますか?と自分に問いかけたとき、イエス!と自信を持って言えないなら、それが転職を考える第一歩になり得ます。

100%満足、100%不満という人はほとんどいないのではないでしょうか。ココは満足だけどココは不満、というのがあることでしょう。

今の職場や仕事に不満は無いけどモヤモヤするものがある、満足はしているもののさらなる高みや満足感を得たい。これも現状に100%満足しているわけでは無いのと言えるで、転職を考える第一歩です。

 

転職理由の本質

ある大手人材紹介会社の2018年度の調査では、転職理由の1位が「他にやりたい仕事がある」、2位が「給与に不満がある」、3位が「会社の将来性が不安」、という結果が出ています。

2位は十分に理解できます、3位は少し考える余地がありますが、横に置いておきましょう。しかし、1位の「他にやりたい仕事がある」というのは、果たして正しく反映された結果でしょうか?

私の体感では、他にやりたい仕事がある!と自信を持ってキラキラした目で話される方は少数派です。多くの方は、今の職場・仕事に対して何らかの不満があるか、辞めざるを得ない状況であるので、今の仕事を辞めたい→やりたい仕事がある、に転換している、というケースがよく見られます。

もちろん、本当にやりたい仕事がある、という方も沢山いて、そのことは本当に素晴らしのですが、転職でそれを叶えるには落とし穴がある、ということについて、またどこかで書きたいと思います。

 

不満・不安を認識する

では、具体的にはどのような不満・不安があるのでしょうか?

まずは職場内の人間関係です。上司、部下、先輩、後輩同僚との関係性が良いとは言えず(種々のハラスメントも該当)、精神的(身体的)な苦痛を意識的もしくは無意識的にも感じる、という理由です。

他には、業務内容そのもの。例えば、立ちっぱなしなどで体力的肉体的にきつい、他人との関わりが無く孤独を感じる、扱っている商材に自信が持てない、専門的な技術・知識に追い付けない、など、様々です。

あとは、先の2位3位でも出たように、給与に不満、会社の将来性・財務経営状況に不安、そして、残業が多い、休日が少ない、福利厚生が整っていない、会社を信頼できないことがある(明らかな不満では無いが入社時に聞いていたことと違った、など)、勤務地や通勤時間に不満、というのは良く耳にします。

この不満・不安を認識し、それを解消・改善することが転職の重要な目的となることでしょう。

辞めざるを得ない状況、というのにも触れておきます。

例えば、リストラ、転勤を命じられたがどうしても応じられない事情、家族や大切な人に起きた変化による事情、その収入では生きていくことが困難になるような生活の変化、肉体的・精神的な疾患の罹患、など時々見受けられます。

その場合は、「転職理由」では無く「退職理由」が正しい表現です。

転職理由の本音と建前 ~面接官の評価は~

ここまで、本音の部分に触れてきましたが、それをそのまま「転職理由」として良いか、と問われると、イエスと言えるケースはありますが、イエス!と言えないケースもあります。

転職理由は何ですか?と面接官に聞かれたときに、本音は現職は人間関係が嫌で、残業が多くて、給料が安くて、通勤時間が長くて、と答えると、面接官はどう思うだろう、と想像します。「それってあなたの責任じゃないの」、「うちも残業多いけど」、「お金で動く人なの」、「その程度で?忍耐力が足りないんじゃない」、と思う面接官であればマイナス評価です。

逆に、本音を言うことで「誠実で嘘をつかない人だ」、「うちは違うから安心して」と思う面接官もいます。

それでもやはり、前者のケースが多いでしょう。そうするとマイナス評価を付けられないようにするために、転職理由をごまかす、志望動機に変換するという作戦を取る方が多くいます。しかし、面接官に力量が備わっていれば、追加質問ですぐにバレてしまいます。そうなると、「嘘をつく人」、「ごまかす人」というイメージを与え、余計にマイナス評価を与えます。

じゃあどうすればいいの?となりますが、万人に当てはまる正解はありません。

ただ、私が面接官としての立場でお話しをするなら、転職を考えた理由・きっかけは包み隠さずに話す、その上でもし自分にも何か落ち度があるならそれを認める、と誠実に話してもらえればマイナス評価にはなりません。しかし、本音では無いのに本音のように演じることができる方もいます。もし私自信もそれに騙されたとしても、その演技力は仕事に活きること間違いないので、全く良しとしています!追加質問で本音がバレたとしても、その努力も認めています。一番良しとしないのは、どのような質問に対しても端的な回答が得られず曖昧でまごまごとごまかし続ける人、です。

あくまで、私が面接官の時、の話なので参考までに。

 

また、面接官によって「転職理由」を評価全体の中でどの程度重視しているか、というのも様々です。本来は、この業務ができるかどうかを、現在過去の経験やスキル、成果・行動・思考・コンピテンシーに重点を置いて判断すべきですが、転職理由のみで不合格にする面接官も沢山います。一律に否定できるものでもありませんが、私は転職理由はあまり重視していません。

 

まとめ

転職理由は、他人の例が自分にも全く同じように当てはまるということはほとんどなく、またその受け取り方も千差万別です。まずは「転職理由」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

誰かに相談したい場合は、誰に相談するのが良いのか、そして文中に記載した、「志望動機」という言葉についても、またいつか綴りたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

転職と採用の専門家

naotoの部屋

自己紹介!~転職と採用の専門家~

はじめまして、naotoです。

「転職と採用の専門家」などともっともらしい肩書きで恐縮です。

 

ただ、その理由として、下記の3つを経験してきたことに由来します。

外資系企業での採用責任者と面接官の経験

・大手人材紹介会社でのキャリアコンサルタントの経験

・内資系企業の営業職から自身の転職当時者としての経験

 

自身の転職からはじまり、これまでに数千人の転職希望者と向き合い、履歴書・職務経歴書を読み解き、会話をしてきました。採用責任者、面接官、キャリアコンサルタントそれぞれの立場から、転職や採用にまつわる真実や裏側・心構えやテクニックなどを綴っていきたいと思います。

 

まずは自己紹介

※面接では面接に適した自己紹介があるので、面接で使えるような自己紹介の仕方では無いことはご了承ください。

 

私の出身地は大阪府、公立の小中学校を無難に卒業し、そこそこ名の通った公立高校に入学。部活に明け暮れる毎日を過ごしたためほとんど勉強しなかったのですが、高校3年生のラストスパートで関西の有名私立大学に進学することができました。大学では、部活ではなくアルバイトに明け暮れる毎日を過ごし、そつなく4年間で卒業するという、今振り返ると、もっと勉強しておけばよかった!もったいない!という学生生活を送っていました。

その後、20代前半で結婚し、今では中学生と小学生の子供が2人、30代半ばで夢のマイホームを購入(35年ローン・・)、そして気が付けばアラフォー、現在は仕事の関係で東京にいます。

 

私のキャリア

大学卒業後、理系(化学専攻)だったこともあって製薬会社に営業職として就職。当時を振り返ると、特にやりたい仕事や夢があった訳ではなく、理系でコミュニケーション力がそこそこなら、なんとなくこういう業種職種かな、というくらいの意志に欠ける理由で選んだわけです。結果的に、かなりベターな選択だったと今は思います。

 

最初の配属地は九州でした。当時は大阪府民あるあるで、東京に対して敵対心のようなものがあり(いまは東京は住みやすくて他人との距離感がバランスよくて好きですが)、西日本ならどこでも良い、と希望を出したことを良く覚えています。九州に行ったことが無く、ぽかーんとした気持ちでしたが、今では福岡は大好きな街の一つになりました。本当に良いところ!

 

思考の変化と転職

さて、営業職として社会人経験を積む中で思考の変化が生まれました。これって自分が向かいたい方向に沿っているだろうか?

その果てに見えた結論が、2段階右折ならぬ2段階転職で、実現させることでした。

※2段階転職:1度の転職では実現不可能なキャリアチェンジ・キャリア形成を2度の転職によって実現させる転職プランのこと。私の造語ですが。

意を決して踏み出し、1度目の転職が叶い、そこで機が熟した時に2度目の転職を実行しました。今振り返ると、なりたかった自分に沿っているので2段階転職は成功したと言えそうです。そして今に至ります。

当時の思考プロセスと行動は、またいつか書こうと思います。

 

まとめ

転職関連サービスは増え、転職ルートは多岐にわたり、転職プロセスは複雑化し、自身以外の思惑が絡んでいるようで、「転職」はますますブラックボックス化しているようにも見えます。(単純化・明確化されているコトもちゃんとありますが)

しかし、仕組みを理解すればこっちのもの、何も怖くありません。正しく理解することで有利に進めることができるのです。

そんなお手伝いとなる情報を発信していきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。